BCIN - NPO法人乳がん画像診断ネットワーク

VOICE 患者の声

マンモグラフィ検診異常なしで、乳がんが発見された日本女性の体験談 ~T.Mさんのケース~ T.Mさん(自営業・48歳) 乳腺症のため、医師の奨めで、30代半ばから半年に1回、マンモグラフィと超音波の検診を受診。前回の結果は「問題なし」。しかし、風呂上りにコロッとしたものに触れ、受診した結果、42歳のときに乳がんとわかる。2010年5月に左の乳房全摘手術、及び抗がん剤治療を受ける。リンパ節転移あり。ステージはⅡb。その後、乳房再建(二期再建)を受ける。2013年6月、術側の乳房に局所再発が見つかり、抗がん剤治療、その後手術を受ける。

自己検診も忘れてはならないことを痛感しています

私がしこりに気がついたのは今から6年前の私が42歳のときです。お風呂上がりに胸を触ったとき、コロッとした玉状のものに触れる感覚がありました。
「まさかそんなはずはない…」とそのときは思いました。
というのも、私は30代半ばから、半年に一度のペースでマンモグラフィと超音波の検診を受けており、前回の結果も問題はなかったからです。
でも、なんだか落ち着かないため、検診を受けている先生の所に行き相談をしました。一応MRIを受けるように言われ、その結果ほぼ、がんであろうということで、専門病院を紹介されました。
私が半年に一度、検診を受けていたのは、医師から、乳腺症なのでリスクが高いため、年に一度ではなく、半年に一度受けたほうがいいと言われたからです。
しかし、結局見つけてもらうことは、できませんでした…。このときは本当に納得がいかなくて、とても苦しみました。
今、思えば、私はデンスブレスト(高濃度乳房)のため、わかりづらかったのでは…、などと思ったりもします。ただ、私の場合は超音波も行っていたので、よくはわかりません。
検診も大事ですが、やはり100%ではないのですね。自分で胸のチェックをする自己検診も忘れてはならないことを痛感しています。